安芸北組のお寺のご紹介
長慶寺は往古、禅宗（臨済宗、一説には曹洞宗）の寺院で上坊と云い、字東の有ヶ原（現在の東迫の通称“ろく”）にその跡が伝えられています。
その後、文明・明応の間に、有ヶ原から後堂（現在の寺屋敷）の地に移り、寺号を廣聞山聚楽院と称していました。
今も寺屋敷の地には、土檀や建造物の礎石と認められる、石の配列や石垣の部分が残っており、昔は相当大規模な寺院であったことが確認されています。
慶長4年（1599）に現在の地に移り、初代住職・円念の時、浄土真宗に改宗しています。
現在の本堂は、文久元年（1861）に棟上げをし建立されたものであり、その後、経蔵（転輪堂）は明治37年（1904）、鐘楼は大正7年（1918）、山門は昭和3年（1928）に建立されたものであります。
【参照：広島県矢野町史下巻】
現在も境内地はその都度、必要に応じて整備されつつあり、浄土真宗安芸門徒の念仏道場として、お聴聞（ご法座）等の行事が、毎月行われています。
合掌
【教化団体】
●門徒総代会 ●仏教婦人会 ●仏教修養会 ●土曜学校（毎月第2土曜日・小学生の男女）
●ボーイスカウト安芸第9団（毎週日曜日・ビーバースカウト…年長以上の男女、カブスカウト…小２以上の男女、ボーイスカウト…小６以上の男女、ベンチャースカウト…高校生の男女）
廣聞山 長慶寺
広島県広島市安芸区矢野西５丁目20-5
TEL:082-888-0009
最寄駅からのアクセス
JR呉線 矢野駅より徒歩7分